未来へのかけはしに

広大な面積の森林は世代を超えたみんなの宝です。

私たちが毎日使っている水の源は森林にあります。雨が森林の地中にしみ込み、浄化されながら川へ流れ込んだり、清らかな湧水となっていきます。

 

ところが、樹々が密集したまま放置され、光も届かず荒れ果てた暗い森林では、充分な下草が育たないため、雨は地表水となり、森林は水源かん養機能(降水を蓄え、洪水を緩和し、川の流量を安定させる働き)を失います。荒れた森林の木はしっかりと根が張られておらず、台風などで倒木が発生することも多々あります。

 

間伐等の手入れをきちんと行い、光を入れることで森林は蘇り、木の根が土をつかむ力、水を蓄える力を取り戻します。

 

森林の手入れをすることは、私たちの受けている様々な恩恵(おいしい空気や水など)を絶やさず、未来へ繋ぐということでもあります。

 

私たちNPO法人ふるさと創生は、山村地域において、林業の仕事を創出し、森林所有者に対し精算金の還元を行うことで、山村地域を活性化し、林業を「生きた産業」として確立させていきたいと考えています。