ない苗は植えれぬ。

あけました。おめでとうございました。

毎年、やっぱり、当たり前にやってくる年度末。補助金の内示額とにらめっこしながら、格闘する日々が続きます。

 

今年は通称ウッドショックという、木材価格の高騰があり、山林を皆伐される面積も大きくなったようです。それに伴い、NPOに依頼される植付の面積も増え、今年はすべてに応えることができなさそうです。ない袖は振れぬ。ない苗は植えれぬ。

 

植える面積を増やすためには 

苗木・補助予算・我々段取りする人・植える人・下刈りする人・植える人と下刈りする人の忙しくない時期の仕事、これらを増やさないといけません。一人、働き手が増えればイメージでは3~4haほどの新規植付面積が必要です。すべての歯車がきれいに、はまればいいのですが・・・。基本的に我々がエリア内の皆伐面積を決めているわけではないので、仕事量のスタートが決めきれません。ですがなんとか、のらりくらり、仕事を作り出し、仕事を分配し、営んでおります。

 

私のイメージする植付下刈りの最終形態は、皆伐を請け負う事業体が伐った後、自分たちのグループでつくった苗を植えて、下刈りして育て上げ、山主に返す。それらの施業にNPOが代理申請で補助申請を行う。そうすると自分たちで植えて管理できる面積だけしか、伐らないでしょうし、地拵えもきれいにするでしょうし、きれいにする甲斐があります。伐る面積と植付面積の調整ができてしまうはずなんです。

 

そんな林業業界に成長できればいいなと感じる令和4年の初めでした。

 

今年もどうぞよろしくお願いします。