世界はつながっている

 

あけましておめでとうございました。今年の冬もそろそろ終わりを迎えていますが、なぜか今年は寒くない・・・。気温がマイナス10度近くになり、水道が凍り、いつもはべちゃべちゃな山の中の作業道が、サクサク、もしくはガチガチという感触もない。寒くない。季節が今年は1カ月早くすすんでいるような気がします。もう春がそこにいます。

 

 

 

そんな冬、年末年始で実家のある京都に帰っていました。久しぶりの友人と食事する機会がありました。会食場所は「がんこ」。関西ではよくみるおっさんの顔がトレードマークのお店です。私は阿蘇にいるころから、この顔には馴染みがありました。なぜなら阿蘇の山間部(波野)の畑にポツンとこの顔の看板が刺さっている畑があるのです。ほとんど人は通りません。ですが、繁華街でよく見るおっさんの顔が山間部にあるのです。もしや鹿よけ?    どうも「がんこ」専属のキャベツ畑のようです。

 

 

 

さて、会食ではしゃぶしゃぶ的なものをいただきました。しゃぶしゃぶセットの中に薄くスライスされたあのキャベツがありました。阿蘇モンにこんな(京都市二条)ところでお会いできるなんて・・・。お互い、ペコペコしていると、視界の端に映る割りばしがこれまた、こじゃれた感じ・・・。もしやスギ?あなたはスギ?割りばし袋の裏をみると「間伐材由来のスギ」ですって!あら~、なんですか、自分の座席の周辺部がお友達ばかりじゃないですか。そんな感じで京都の夜は、間伐材のスギの割りばしで波野のキャベツをつまみ、ビールを楽しくいただきました。この世界はつながっているんです。

 

温暖化もどげんかせんといけんですね。さて、植林シーズンです。