ところ変われば

 

先日、家族で種子島にバカンスに行ってきました。嫁ともども、仕事は植物関係なもので、遠方に行くと「○○の群落」や「○○の巨木」などを本能的に回ってしまいます。そして今回の種子島には「ヒカゲヘゴの群落」がありまして、やはり、初日に行きました。(ちなみに「ヒカゲヘゴ」とは木性のシダ植物です。恐竜時代の植物っぽいやつです。)たどり着くと、小川の周辺に4~5mの樹高のヘゴの群落が。しかも、ヘゴはスギ林の下層植生として存在していました。たどり着く前に子どもたちには「ヘゴは恐竜が食べていたんだよ~!」と言いながら来たのに、この【管理された人工林植物】と【ワイルド概念のヘゴ植物】のコラボ。【京料理】と【バーベキュー】を同時に食べるみたいなそんな感じでした。しかも、多分、ヘゴの為に間伐した直後。この施業を行政的な文章にすると「下層植生シダ植物高度発揮間伐促進対策事業(H31繰越)」でしょうか。

 

シダの為にスギを伐る。

 

 

 

今日の格言 「ところ変われば、シダ変わる。」